斑鳩語録(02/09/07追記) Prologue 巻雲 Cirrus 「鳳来の国」・・・・・元々、本州の外れに位置した小国であるが 今では自らを神の力を得た「神通者」と称し、各地を武力で背圧す るまでになっている。事の起こりは、国の中心人物である「鳳来 天楼」が、数年前に地中深くから掘り出した「産土神黄輝ノ塊」と 呼ばれる物体にあり、物体との遭遇時から、天楼は奇跡とも呼べる 力を次々に発揮し始めたという。 その最中、自由を望み鳳来と戦う組織「天角」があったが、次第に 勢力を失い全滅する。その中で奇跡的に生き残った青年「森羅」は 単身で鳳来に向かっていくが敢え無く撃墜され、人里離れた村へ墜 落する。その村は「斑鳩の里」といい、選民思想のしわ寄せで世間 から捨てられた老人達の村であった。 長老「風守老人」をはじめとする村の老人達に助けられた森羅は、 再び鳳来に挑むことを告げる。老人達は武装もせず旅立とうとする 森羅に、自分達が作り上げた飛鉄塊「斑鳩」を託すのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− (OP:不動明王の剣より斑鳩が射出される直前) 我、生きずして死すこと無し、理想の器、満つらざるとも屈せず        これ、後悔と共に死すこと無し Chapter : 01 理想 Ideal −DC版SOUNDTESTより− 試験飛行において、浅見の仏鉄塊「烏帽子鳥」と互角 に戦った「斑鳩」の存在を危惧した鳳来は、転送装置 「不動明王の剣」を包囲する。 来るべき時が訪れたことを悟った風守老人は、出撃を 決意する。 起動を始める斑鳩。緊張した面持ちの中、風守老人は 呟く・・・・・「我、生きずして死すこと無し。理想 の器、満つらざるとも屈せず。これ、後悔と共に死す こと無し・・・皆の衆・・・よいな?」 (Chapter01:テロップ) 嗚呼、斑鳩が行く・・・・・・ 望まれることなく、浮き世から 捨てられし彼らを動かすもの。 それは、生きる意思を持つ者の 意地に他ならない。 −DC版SOUNDTESTより− Boss : 01 仏鉄塊 Butsutekkai 再び、浅見の仏鉄塊「烏帽子鳥」が 森羅達の行く手を阻む。 「無駄な殺し合いをして何になる。 あんたにも分かっているはずだ」 「曲がりなりにも、私は鳳来の人間 でな。貴殿等の立場は解しても、見 逃す訳にはいかぬのだ・・・」 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Chapter : 02 試練 Trial −DC版SOUNDTESTより− 「見てみろ、この有り様を。その誇りが生んだのは、 死人の山だけではないか。私には民の命を守る義務が ある。これ以上余計な事をしないでくれ・・ここから 出て行ってくれ・・・」 「阿魏ノ国」そこは忘れもしない屈辱の場所だった。 かつて、鳳来と敵対していたこの国を守るべく森羅と 篝は力の限り戦ったが、仏鉄塊「仏法僧」を操る法角 の非情な民間人への攻撃によって国長が降伏、撤退を 余儀なくされ、涙に暮れた場所である。 今や鳳来の支配下に置かれたこの国の奪還、そして地 下に建造中の軍事拠点を叩く為、森羅達は試練の奇襲 を決行する。 (Chapter02:テロップ) 自らの意志が、強固であるほど 様々な試練に苛まれるものだ。 無論、試練を目前に避ける事も 出来れば、逃げる事も出来る。 だが、試練の真意は、そんな己 の心を克服する事にある。 −DC版SOUNDTESTより− Boss : 02 奪還 Recapture 「何を騒いでいるかと来てみれば、 性懲りも無くまたおまえらか。今更 廃墟と化した阿魏を取り戻してどう するつもりなのやら・・・」 「貴様には何を言っても分かるま い・・・・・分からんだろうさ」 森羅の頭の中では、様々な思いが駆 け巡っていた。炎の中で逃げ惑う人 々、死人の山、炎上する家屋の上で 涙を流し白旗を振る国長の顔・・・ そして森羅達は再び法角に挑む。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Chapter : 03 信念 Faith −DC版SOUNDTESTより− 戦況は膠着状態になりつつあり、消耗戦の様相を呈し ていた。消耗による自滅を避けなければならない森羅 達は、「鳳来ノ国」への潜入を計画する。 難攻不落と言われる要塞渓谷。そして、敵に対する情 報の少なさから、自信の持てない作戦に渋る天内だっ たが、森羅の信念に迷いが無いとみると、黙したまま 整備室へと向かう。 翌日の朝、斑鳩の操縦席へ向かう森羅は、何気ない所 でつまずき、そして転ぶ。「あわてるでない」と笑う 老人達とは対照的に、篝は険しい表情で森羅を見つめ ていた。 (Chapter03:テロップ) 浮き世に絶対などというものは 無く、理不尽な思いを前にして 途方に暮れる事もある。 これを乗り越える為には、確固 たる信念と洞察、そして幾分か の行動力を持つ必要がある。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Chapter : 04 現実 Reality −DC版SOUNDTESTより− 渓谷を突破し、鳳来ノ国へ入った森羅達を待ち受けて いたのは、「鬼羅」の率いる大部隊であった。圧倒的 な力と巨大さを誇る仏鉄塊「鶚」に対し、天内の導き 出した戦略は、接近戦による弱点部の破壊だった。 やがて、森羅達は仏鉄塊「鶚」の撃破に成功するが、 これまでの激しい連戦は、森羅の身体機能を確実に蝕 み、飛鉄塊乗りとしての宿命(体に埋めこまれた箍と 機体との神経接続により、神経細胞の破壊が徐々に進 み、死に至る)を早めてしまっていた。 篝には、分かっていた。このまま戦いを続ければどう いう現実が待っているか・・・・・だが、森羅は無言 のまま鳳来の待つ地下空間へと突入して行った。 (Chapter04:テロップ) そして現実はその姿を現す。 何を求め・・・・・・・・・・ 何を見て・・・・・・・・・・ 何を聞き・・・・・・・・・・ 何を思い・・・・・・・・・・ 何をしたのか・・・・・・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Final Chapter 輪廻 Metempsychosis −DC版SOUNDTESTより− (まだだ・・このまま・・終われない・・あと少しの ・・・間だけでいい・・・持ち堪えてくれ・・・) 朦朧とする意識の中で、精神力だけが今の森羅を支え ていた。 地下中枢へ突入した森羅達は「鳳来 天楼」と対峙す る。虚しくも、繰り返される起源の言葉。その最中、 森羅は夢の中で出会った精神存在の声を聞く。 やがて、身体の限界を迎えながらも鳳来を倒した森羅 の目前に「産土神黄輝ノ塊」が姿を現す。 「技師・・長・・制御装置・・・外してくれるか?」 (FinalChapter:テロップ) やがて一つの因果は、その意志 を元の場所へと回帰させ、記憶 の深淵に刻まれた起源の意識を 思い起こさせるだろう。 故に、斑鳩は行く・・・・・・ (田鳧登場時)      おまえ達を生かしているのは、この私。       正しき道を歩めるようにと・・・    だが、おまえ達はそれを理解できぬというのか? (田鳧2形態目)         目に見えるものを感じずに・・・      目に見えぬものを感じられるとでも言うのか? (田鳧3形態目)         おまえ達にも見えているのだろう?      未来永劫、この輪廻を断切る事など出来はしない・・・ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Final Chapter 産土神 The Stone−Like −DC版SOUNDTESTより− 森羅の状態に気付いた天内は、これ以上は無理と判断 し撤退命令を出す。だが、森羅は最後まで戦う意志を 変えない。その意味を理解できる篝は、老人達の反対 を余所に呟く。「それ故に…悔いの残らぬようやり遂 げなさい。我、生きずして死すこと無し、理想の器、 満つらざるとも屈せず。これ、後悔とともに死すこと 無し…わかっていたはずだった…私達は、自由を見ら れるかしら?」「もうすぐ…な」そう答える森羅。 長い沈黙の後、風守老人は静かに「…そうか…そうじ ゃったな…」と制御装置の解除を天内に託す。天内は 「1度…1度しか撃てんのだぞ!この意味がわかっと るのかッ!」と食い下がるが、森羅の「技師長…あん たを信じるよ…」の言葉になす術も無く泣き崩れた。 (産土神黄輝ノ塊:登場時)      それ故に・・・悔いの残らぬよう、やり遂げなさい。   我、生きずして死すこと無し、理想の器、満つらざるとも屈せず。          これ、後悔とともに死すこと無し・・・    わかっていたはずだった・・・私達は、自由を見られるかしら? (タイムカウント開始直前)  抑制装置ヲ解除・・・コレニヨリ、機銃ノ使用不能。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− Epilogue 精神存在 Spirit being −DC版SOUNDTESTより− 制御装置を解除した斑鳩と銀鶏は、蓄えた全ての力を一気に 解放し、この世から消え去った・・・・・ やがて、森羅と篝は精神存在へと変化を遂げる。浮遊 する二人の前に、かつて森羅が夢の中で出会った精神 体が現れる。 森羅   :「これで、良かったのか?」 精神体 男:「大丈夫・・・何時か、きっとわかり合        える日が来る」 精神体 女:「そして、遠い未来へ・・・命は受け継        がれるから」 (制御装置を解除、産土神黄輝ノ塊を破壊する為 全ての力を解放し爆散した斑鳩と銀鶏・・・そして)            これで、良かったのか・・・?         大丈夫、いつか、きっとわかり合える日が来る。         そして、遠い未来へ・・・命は受け継がれるから。 [EOF]